保護者の声・02

はじめて先生と出逢った日のことは、鮮明に覚えています。
小学二年生の娘の手を引いて、ご自宅のレッスン室のドアを開けると、前の生徒さんがレッスンを受けていました。

小学五年生の男の子が、先生の熱のこもった指導を受けていてました。
そして私は、その子が創り出す音楽に鳥肌が立つのを覚えました。部屋全体に音楽が溢れていました。

一瞬でその世界に引き込まれ、音色に包みこまれて、ピアノは同じだけれど、
今まで聴いた音とはまるで別次元のものでした。

早いもので、あれからもう四年が経ち、娘は六年生になりました。
基礎作りから始まり、少しずつ難しいことにチャレンジし、毎年コンペも受けました。
そして、あの日レッスン室で聴いた音を、娘が奏でています。娘のピアノを聴いて、鳥肌が立ち、涙が出たこともあります。

音楽には言葉や表情があって、その想いを伝えられたとき、人の心の奥底まで染み渡ること。
先生のレッスンを通じて、初めて体感しました。

長い間通っていて、辛いこともあったけれど、楽しいことの方が圧倒的に多かったです。
きっと、小学生の娘にとって、良い思い出、経験になっていると思います。
これからもずっと続けてほしいです。